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事情別売却
売らずに貸す?空き家の活用と買取を比較してみた
2025-08-20
「相続した実家、どうすればいい?」「空き家になった家、売るべき?貸すべき?」
そんな悩みを持つ方に向けて、今回は“賃貸活用”と“買取(売却)”のメリット・デメリットを札幌の事情を踏まえてわかりやすく比較します。
空き家を貸す(賃貸活用)のメリット・デメリット
メリット
①月々の家賃収入が得られる
②不動産を資産として保有し続けられる
③「売る」ことに抵抗がある方にも心理的ハードルが低め
デメリット
①修繕やリフォームに初期費用が必要
②空室リスクや入居者トラブルの可能性あり
③管理会社との契約や定期的な点検など、手間やコストがかかる
④将来的に売却しにくくなるケースも(借主との関係次第)
空き家を売る(買取)のメリット・デメリット
メリット
①一括現金化ができる
②固定資産税や管理費などの維持コストから解放
③入居者や設備のトラブルなし、精神的にもスッキリ
④修繕や片付け不要、現状のままで売却可能
デメリット
①長期的な家賃収入は得られない
②不動産を手放すことに心理的な抵抗感を持つ人も
札幌での判断ポイント
①雪や除雪が大変な地域
→ 維持管理が大変なので売却がおすすめ
②アクセス良好+築浅やリフォーム済物件
→ 賃貸で高収益の可能性あり
③築古・空室期間が長い物件
→ 市場価値が下がる前に買取で処分が安心
結論:目的に合わせて柔軟に判断を
「将来的に戻る予定がある」「資産として子どもに残したい」
そんな思いがある方には賃貸活用が向いています。
一方で、活用の見込みがなければ、買取で早めに現金化する方がコスト・管理の面で安心です。
今後のライフプランや手間・負担のバランスを考えた上で、最適な選択をしましょう。

