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相続した空き家、どうすればいい?札幌での売却方法と税金の基礎知識
2025-07-12

「親から相続した家が空き家になっている…」「維持費も手間もかかるし、いっそ売ってしまいたい」
昨今、そんな悩みを抱える方が増えています。今回は、札幌での相続空き家の売却方法と、税金に関する基本知識をわかりやすく解説します。
相続空き家の主な選択肢
相続した空き家は、以下のような活用・処分方法があります。
①賃貸に出す:リフォームして貸すことで収益化
②自分で住む:将来住む予定がある場合に検討
③売却する(仲介 or 買取):不要であれば、早めに処分が現実的
特に札幌では冬季の雪害や凍結リスクがあるため、管理放置による劣化や費用負担を避けるためにも、早めの判断が重要です。
相続後にすべきこと
①相続登記(名義変更)
売却のためには、まず法務局での登記変更が必要です。
②固定資産税の確認
税金の納付義務が発生するため、早めに現状を把握しましょう。
③売却方法の検討
仲介(高値だが時間がかかる)か買取(早く確実に売れる)か、目的に応じた選択が必要です。
④売却時の税金
「空き家特例」に注目!相続した空き家を売却する際、一定の条件を満たせば譲渡所得税が大幅に軽減される特例があります。
※「3,000万円特別控除」が適用される条件
①相続から3年以内に売却
②一定の耐震基準を満たす、または解体済みである
③昭和56年5月以前に建てられた家屋も対象になることが多い
まとめ
札幌での相続空き家売却は、地域性と税制の知識がカギです。
●空き家の放置は管理コスト・リスクの増加に
●売却には登記と税務確認が必須
●特例控除の有無で納税額が大きく変わる
●札幌の冬に備え、早めの判断と相談を!